Day10|「ありがとう」が私を変えてくれました。〜“伝えたい”が“伝わった”日の感動〜

こんにちは、白倉恵美です。

私は今までにたくさんの
「ありがとう」を受け取ってきました。

でも、その中で忘れられない一言があります。

それは、講師になる前、
近所の耳の聞こえない奥さんとの
出会いから生まれました。

近所の井戸端会議での会話を、
彼女に手話で伝えたときのこと。

私の手話はまだ未熟で、
言葉もつっかえつっかえ。

でも必死で伝えると、
彼女の表情がパッと明るくなって、
笑顔で手を握りながらこう言ってくれたのです。

「ありがとう。
会話の輪に入れたの、すごく久しぶりなの」

そのとき、私の中で何かが変わりました。

「手話って、誰かを“孤独”から“つながり”へ導ける言語なんだ」

そう、はっきり実感したのです。

今では
彼女と楽しく“手話べり”をする仲になり、
社会とつながる手話の力を、
日々感じています。

あなたにも、
そんな“ありがとう”に出会える瞬間が、
必ず訪れます。

その日のために、
今日できることを、
少しずつ積み重ねていってください。

検定を目指す学びも、
そんな未来の準備のひとつです。

あなたの手話が、
誰かの笑顔になる日を信じて——

もし学びに何か悩みがあるなら
遠慮なくコメントください。

心から応援しています。

Emi Syuwa Space:白倉恵美


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この記事を書いた人

こんにちは。手話講師及び
HLI(手話の島)認定講師、白倉恵美と申します。

今日は、私がなぜ手話に魅了され、そして、手話の世界に人生を捧げることになったのか――
その「点と点がつながる物語」を、少しだけお話しさせてください。


2011年、私は運命的な出会いをしました。
それは、東日本大震災の年、偶然引っ越した家のすぐ目の前に住んでいた、ろう者のご夫婦との出会いです。
耳が聞こえないという違いを超え、彼らとの交流は本当に楽しく、
自然なかたちで「日本手話」に興味を持ち、地元の手話講座に通い始めました。
以来10年以上、休むことなく学び続けました。
当時は、この出会いが私の人生を大きく変えることになるとは、思ってもいませんでした。


学び続ける中で、たくさんの壁にもぶつかりました。
どれだけ講義を受けても、肝心のろう者特有の表現「手話語彙」が身につかない。
教科書も辞書も、答えを教えてはくれない。
さらに、2019年、勤め先でパワハラを受け、心身ともに疲弊していきました。
そんな中で、唯一の支えになったのが、手話を通じて出会った仲間たちとの絆でした。
もっと手話を深く学びたい――その思いを強くしていたとき、私は藤乃先生と出会います。
手話ホームステイ、そしてHLI(手話の島)。
一度はあきらめかけた「手話講師になる」という夢を、もう一度、信じてみよう。
そう思えたのは、藤乃先生からの温かい励ましのおかげでした。


あのとき、あきらめていたら――
きっと私は今も、パワハラの中、苦しんでいたでしょう。
最悪の環境から抜け出し、
HLI(旧DLA)第6期生として復帰し、
今では認定講師・認定審査員として、手話教育の最前線に立っています。
命には限りがある。
だからこそ、自分の心に正直に生きなければならない。
私が伝えたいのは、ただ一つ。
手話は、ただの言語ではありません。
人と人をつなぐ「希望」です。

最後に

手話は、ただの言葉ではありません。
人と人をつなぐ力があります。
もし、あなたが今、少しでも「何かを変えたい」と思っているなら。
小さな一歩を、踏み出してみてください。
後から振り返った時、その一歩が大きな意味を持つことに気づくはずです。

あなたも、きっと、変われます。
ほんの少しの勇気と、ほんの少しの好奇心があれば、未来は動き出します。

「人生は一度きり」
「時間は有限」です。
迷う時間はありません。
心の声に、正直になってください。


そして、あなた自身の人生は誰のものでもありません。
自分の為に”今”歩き出してください。

あなたの挑戦が周りを幸せにすることに気付いてください。

私は、挑戦するあなたを心から応援します。

白倉恵美

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