こんにちは、白倉恵美です。
初めてのレッスン後、生徒さんがそっと打ち明けてくれた言葉が、忘れられません。
「ろう者の方に、一生懸命伝えたんですが……通じなかったんです」
それは、彼女が独学で手話を学び始めてから半年が経った頃でした。
その方は、本当に熱心で、単語もたくさん覚えていました。
でも、“伝えた”はずの言葉が通じなかったことで、
大きなショックを受けていたんです。
「どこが間違っていたのかも、わからなくて…」
私はその言葉を聞いて、胸が締めつけられるようでした。
なぜなら、私自身にも似た経験があったからです。
手話は“見える言語”。
手の動きだけではなく、表情・タイミング・目線・位置——
すべてが“伝わる”のに必要な要素です。
でも、そこに気づかないまま練習を重ねてしまうと、
一生懸命なほどに、「ろう者とのズレ」が生まれてしまうのです。
一度落ち込んでしまった気持ちを上げるため、
まずは目標を持とうと「検定」に挑戦する決意をしました。
目標を決めて行動を始めると、そのあとからは
手話の学びに関する欲しい情報がどんどん入ってくるようになります。
自分の体験を通して
「ちゃんと“自信の持てる”学びがしたい」と思い、行動し、
私と繋がりレッスンを受けることになります。
3ヶ月後・・・
生徒さんの手話は、本当に見違えるほど変わりました。
伝え方に感情が乗り、表現に余白ができ、
「伝わるって、こういうことなんですね」と笑顔で話してくれました。
—
手話が通じなかった経験は、ただの失敗ではありません。
それは「もっと深く伝えたい」という、あなたの想いのあらわれです。
その違和感を、ぜひ次の学びにつなげてください。
今日もあなたの気づきと勇気を、心から応援しています。
Emi Syuwa Space:白倉恵美
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