day1:手話に出会い人生が楽しく大きく変わったわけ

こんにちは、白倉恵美です。

今、私は「一般社団法人日本手話文化協会認定講師」「手話ホームステイ認定講師」、
そしてHLI『手話の島』の認定講師として、全国の学習者さんたちと関わっています。

でも、ここに至るまでは、決して順風満帆ではありませんでした。

もともとはごく普通の主婦。

「何か自分にもできることがないか」と悩みながら日々を過ごしていたある日、
耳の聞こえないご夫婦との出会いが、私の世界を一変させたのです。

初めて交わした会話は、身振り手振りでたった一言。
でもその一言で、笑顔になれたのです。


「音がなくても、ちゃんと通じるんだ」と実感した瞬間、
“伝えられるって、こんなにうれしいことなんだ”と思えたのです。

そこから私は手話を本格的に学び始め、やがて講師の道へ進むことが出来ました。


教えた人数は200名を超え、今ではろう学校や手話検定プロジェクトにも関わっています。

でも、それはただ“学んだ”だけでは届かなかった未来です。

私がこの道に進めたのは、「目標を決めて、行動した」から。

毎日の生活はあっという間に過ぎていきます。

その生活の中に「目標」というゴールを設定したことで、
迷いが消え、学びがブレなくなったのです。

だから私は、今も手話を学ぶ人たちにこう伝えています。

「手話はただの技術じゃない。“本当の学び”をくれる地図なんです」

手話に興味を持たれた或いはすでに学ばれているあなたにも、その地図を手にしてほしいと思っています。

明日は「聴者の私が手話の講師になろうと決めた理由」について

お届けします。

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この記事を書いた人

こんにちは。手話講師及び
HLI(手話の島)認定講師、白倉恵美と申します。

今日は、私がなぜ手話に魅了され、そして、手話の世界に人生を捧げることになったのか――
その「点と点がつながる物語」を、少しだけお話しさせてください。


2011年、私は運命的な出会いをしました。
それは、東日本大震災の年、偶然引っ越した家のすぐ目の前に住んでいた、ろう者のご夫婦との出会いです。
耳が聞こえないという違いを超え、彼らとの交流は本当に楽しく、
自然なかたちで「日本手話」に興味を持ち、地元の手話講座に通い始めました。
以来10年以上、休むことなく学び続けました。
当時は、この出会いが私の人生を大きく変えることになるとは、思ってもいませんでした。


学び続ける中で、たくさんの壁にもぶつかりました。
どれだけ講義を受けても、肝心のろう者特有の表現「手話語彙」が身につかない。
教科書も辞書も、答えを教えてはくれない。
さらに、2019年、勤め先でパワハラを受け、心身ともに疲弊していきました。
そんな中で、唯一の支えになったのが、手話を通じて出会った仲間たちとの絆でした。
もっと手話を深く学びたい――その思いを強くしていたとき、私は藤乃先生と出会います。
手話ホームステイ、そしてHLI(手話の島)。
一度はあきらめかけた「手話講師になる」という夢を、もう一度、信じてみよう。
そう思えたのは、藤乃先生からの温かい励ましのおかげでした。


あのとき、あきらめていたら――
きっと私は今も、パワハラの中、苦しんでいたでしょう。
最悪の環境から抜け出し、
HLI(旧DLA)第6期生として復帰し、
今では認定講師・認定審査員として、手話教育の最前線に立っています。
命には限りがある。
だからこそ、自分の心に正直に生きなければならない。
私が伝えたいのは、ただ一つ。
手話は、ただの言語ではありません。
人と人をつなぐ「希望」です。

最後に

手話は、ただの言葉ではありません。
人と人をつなぐ力があります。
もし、あなたが今、少しでも「何かを変えたい」と思っているなら。
小さな一歩を、踏み出してみてください。
後から振り返った時、その一歩が大きな意味を持つことに気づくはずです。

あなたも、きっと、変われます。
ほんの少しの勇気と、ほんの少しの好奇心があれば、未来は動き出します。

「人生は一度きり」
「時間は有限」です。
迷う時間はありません。
心の声に、正直になってください。


そして、あなた自身の人生は誰のものでもありません。
自分の為に”今”歩き出してください。

あなたの挑戦が周りを幸せにすることに気付いてください。

私は、挑戦するあなたを心から応援します。

白倉恵美

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